ESX 4.0からNBDのパフォーマンスが低下したKBが以前発表されていました。
http://kb.vmware.com/kb/1012159
この問題は、2010年1月7日発表のパッチで修正したようです。
http://kb.vmware.com/kb/1016291
以下のコメントがあります。
「Improves the performance of backup applications such as VMware Consolidated Backup (VCB) on ESX 4.0. 」
ESX 4.0 Update 1で実際に試しました。
仮想マシンは、Windows 2003 SP2 32bitで、
仮想ディスクは35GB(実使用量:23GB)。
※ 仮想マシンの中のデータは、Dummy file makerで
作成した500MBのファイル×40個とOS部分です。
コマンドは以下の通り。
"C:\Program Files\VMware\VMware Consolidated Backup Framework\vcbMounter.exe" -h vCenterのIPアドレス -u administrator -p パスワード -a 仮想マシンのIPアドレス -r D:\tmp -m nbd -t fullvm
パッチ適用前
NBDモードのパックアップ時間
1回目: 19分55秒
2回目: 20分07秒
2010/1/7のパッチ適用後
※ 2010/1/7に発表された全てのパッチを適用しています。
NBDモードのパックアップ時間
1回目: 12分08秒
2回目: 10分32秒
半分までとはいきませんせんが、
6割ぐらいの時間でバックアップが終了するようになりました。
2010年2月22日月曜日
ESX 4 ローカルストレージのブロックサイズの変更方法 その1
ESX 4のService Console(以下、COS)が配置されるVMFS領域
(以下、ローカルストレージ)は、インストール時にフォーマットされますが、
そのブロックサイズは1MBに固定されており、
インストール中のウィザードでは他のブロックサイズに変更できません。
その為、ローカルストレージ上に仮想マシンを作成する時に、
256GB以上の仮想ディスクを作成出来ないという問題が起こります。
※ 各ブロックサイズの最大vmdkのファイルサイズは以下のとおりです。
1MBでは、256GB
2MBでは、512GB
4MBでは、1TB
8MBでは、2TB
この問題を解決するKBがVMware社から発表されましたので、
実際に行ってみました。
http://kb.vmware.com/kb/1012683
まずローカルストレージを1MB以上のブロックサイズでフォーマットするワークアラウンドとして
・ESX 3.5を入れてから、ESX 4にバージョンアップする方法
・ローカルストレージを2つのドライブに分ける、もしくはSAN-Boot構成にする方法
の2つの方法が書いてありますが、あまり綺麗な構成でないので現実的ではないです。
その下の「Alternatively, you can reconfigure the installer to install ESX 4.0 with a different blocksize:」からが本題。
1.ESX 4.0のインストールCDでbootして、グラフィカルモードに入ります。

2.次の画面で、CTRL+ALT+F2キーを押します。

3.以下のメッセージが出るのでEnterキーを押します。

4.psコマンドでXorgのプロセスを探して、Xorgのプロセスをkillします。
※ キーボードの配列が英語キーボードになっているので注意して下さい。

5.自動的にコンソールが切り替わり、rebootを行うか確認されますが、
ここで再度CTRL+Alt+F2キーを押します。

6./usr/lib/vmware/weaselに移動して、fsset.pyファイルを開きます。

7.「class vmfs3FileSystem(FileSystemType):. 」から始まるvmfs3を
定義している箇所を探します。
「blockSizeMB」のパラメタで「1」、「2」、「4」、「8」のどれかを選択して下さい。

8. /に移動して、/bin/weaselを実行し再度グラフィカルモードのインストールを開始します。

9.後は通常のインストールを行います。

10.インストール後にローカルディスク(Storage 1)のブロックサイズを確認すると、
ブロックサイズが変更されています。
(以下、ローカルストレージ)は、インストール時にフォーマットされますが、
そのブロックサイズは1MBに固定されており、
インストール中のウィザードでは他のブロックサイズに変更できません。
その為、ローカルストレージ上に仮想マシンを作成する時に、
256GB以上の仮想ディスクを作成出来ないという問題が起こります。
※ 各ブロックサイズの最大vmdkのファイルサイズは以下のとおりです。
1MBでは、256GB
2MBでは、512GB
4MBでは、1TB
8MBでは、2TB
この問題を解決するKBがVMware社から発表されましたので、
実際に行ってみました。
http://kb.vmware.com/kb/1012683
まずローカルストレージを1MB以上のブロックサイズでフォーマットするワークアラウンドとして
・ESX 3.5を入れてから、ESX 4にバージョンアップする方法
・ローカルストレージを2つのドライブに分ける、もしくはSAN-Boot構成にする方法
の2つの方法が書いてありますが、あまり綺麗な構成でないので現実的ではないです。
その下の「Alternatively, you can reconfigure the installer to install ESX 4.0 with a different blocksize:」からが本題。
1.ESX 4.0のインストールCDでbootして、グラフィカルモードに入ります。

2.次の画面で、CTRL+ALT+F2キーを押します。

3.以下のメッセージが出るのでEnterキーを押します。

4.psコマンドでXorgのプロセスを探して、Xorgのプロセスをkillします。
※ キーボードの配列が英語キーボードになっているので注意して下さい。

5.自動的にコンソールが切り替わり、rebootを行うか確認されますが、
ここで再度CTRL+Alt+F2キーを押します。

6./usr/lib/vmware/weaselに移動して、fsset.pyファイルを開きます。

7.「class vmfs3FileSystem(FileSystemType):. 」から始まるvmfs3を
定義している箇所を探します。
「blockSizeMB」のパラメタで「1」、「2」、「4」、「8」のどれかを選択して下さい。

8. /に移動して、/bin/weaselを実行し再度グラフィカルモードのインストールを開始します。

9.後は通常のインストールを行います。

10.インストール後にローカルディスク(Storage 1)のブロックサイズを確認すると、
ブロックサイズが変更されています。

2010年2月19日金曜日
VMware ToolsなしでvMotion
ESX 3.5では、VMware ToolsがインストールされていないWindows OSは
vMotionが出来ませんでしたが、vSphere 4ではVMware Toolsなしで
vMotionが出来るようになったようです。
Windows 2008とWindows 2003のゲストOSで、
VMware Toolsを入れてないくてもvMotionが出来るのを確認しました。
それ以外のゲストOSはまだ試していません。
vMotionの仕様がかなり変わったようですね。
どこかにvMotionの仕様に関するドキュメントがあるのでしょうか??
vMotionが出来ませんでしたが、vSphere 4ではVMware Toolsなしで
vMotionが出来るようになったようです。
Windows 2008とWindows 2003のゲストOSで、
VMware Toolsを入れてないくてもvMotionが出来るのを確認しました。
それ以外のゲストOSはまだ試していません。
vMotionの仕様がかなり変わったようですね。
どこかにvMotionの仕様に関するドキュメントがあるのでしょうか??
RHEL 3.5 Update5にVmware Toolsをインストール
ESX 4.0上のRHEL 3 Update 5のゲストOSで、
VMware Toolsをインストールした後にvmware-config-tools.plを実行すると、
添付した画面のエラー(Guest Operation system deamon 失敗)が出力して、
VMware-Toolsのプロセスが起動しません。

おそらくRHELが英語版以外だと、この問題が発生します。
以下の方法で回避が可能でした。
(もし作業実施する場合は、自己責任のもとお願いします。)
1. 仮想マシンの中の、/etc/sysconfig/i18nというファイルを開き、下記の様に追加/編集します。
LANG="C"
SUPPORTED="C"
2. 仮想マシンを再起動します。
3. vmware-config-tools.plを実行します。
4. 終了後、/etc/sysconfig/i18nで編集した箇所を元に戻します。
ちなみに、ESX 3.5ではこの問題は起きませんでした。
VMware Toolsをインストールした後にvmware-config-tools.plを実行すると、
添付した画面のエラー(Guest Operation system deamon 失敗)が出力して、
VMware-Toolsのプロセスが起動しません。

おそらくRHELが英語版以外だと、この問題が発生します。
以下の方法で回避が可能でした。
(もし作業実施する場合は、自己責任のもとお願いします。)
1. 仮想マシンの中の、/etc/sysconfig/i18nというファイルを開き、下記の様に追加/編集します。
LANG="C"
SUPPORTED="C"
2. 仮想マシンを再起動します。
3. vmware-config-tools.plを実行します。
4. 終了後、/etc/sysconfig/i18nで編集した箇所を元に戻します。
ちなみに、ESX 3.5ではこの問題は起きませんでした。
2010年2月18日木曜日
ESX 4.0で[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押すと、ESX4.0が再起動
2010年3月11日追記
以下の不具合は、VMware ESX 4.0, Patch ESX400-201002402-BG.で修正されました。
http://kb.vmware.com/kb/1018950
ESX 4.0の環境で、コンソールキーボードで[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを
押すと、ESX自体が強制再起動されてしまいます。
原因は、/etc/inittabの中の以下の行。
「ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -t3 -r now」
この行の先頭に「#」を付けてファイルを保存して、「init q」を実行すれば問題は解消されます。
ESX 4.0 Update 1でも同様です。
ESX 3.5以前ではこの問題はありません。
(もし作業実施する場合は、自己責任のもとお願いします。)
以下の不具合は、VMware ESX 4.0, Patch ESX400-201002402-BG.で修正されました。
http://kb.vmware.com/kb/1018950
ESX 4.0の環境で、コンソールキーボードで[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを
押すと、ESX自体が強制再起動されてしまいます。
原因は、/etc/inittabの中の以下の行。
「ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -t3 -r now」
この行の先頭に「#」を付けてファイルを保存して、「init q」を実行すれば問題は解消されます。
ESX 4.0 Update 1でも同様です。
ESX 3.5以前ではこの問題はありません。
(もし作業実施する場合は、自己責任のもとお願いします。)
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