仮想マシン名とそのファイルの名前の変更を方法を紹介する。
vSphere Clientから仮想マシン名を変更しても、インベントリ上の名前が変更されただけで、
実際の仮想マシンのファイル名はそのままである。
仮想マシンのファイル名は、コールドマイグレーション等のディスクのマイグレーションの実施や、
手動でのコマンド実行で変更できる。
もう一つは、変更したい名前のクローンを作成して、クローン作成後に元の仮想マシンを
削除する方法もある。
Storage vMotionを使用した仮想マシンの名前変更
仮想マシンファイルはStorage vMotionの実施でダウンタイム無しで実施可能。
Note:vSphere 5ではファイル名の変更を行わない。仮想マシンのフォルダ名のみ変更する。
これは、Storage DRS機能をサポートする為である。以下のリンクを参照。
※このリンク先では、今後のリリースで修正する予定と書いている。
※vCenter 5+ESX/ESXi 4.xの環境でも同様にフォルダ名の変更のみ。
vCenterが4でないとダメ。
※vCenter 5+ESX/ESXi 4.xの環境でも同様にフォルダ名の変更のみ。
vCenterが4でないとダメ。
ESX/ESXi 3.5もしくは4.xでは、以下の通り実施。
1.vSphere Clientにログインして、仮想マシンを右クリックして、名前の変更をクリック
2.Storage vMotionもしくはoffline Storage Migrationを実施する。
(offline Storage Migrationって何だ?cold Storage Migrationと違うのか?)
(offline Storage Migrationって何だ?cold Storage Migrationと違うのか?)
Note:ソースとディストネーションのデータストアを同じものを使用しないこと。
Cold Storage vMotionを使用した仮想マシンの名前変更
仮想マシンのインベントリ名を変更した後に、Cold Migrationを実施するだけで終了。
※この方法でも、vSphere5ではフォルダ名の変更しかされない。
※この方法でも、ソースとディストネーションのデータストアが同じ場合はダメ。
コンソールから仮想マシンのファイル名を変更
注意:以下を実施する前にバックアップを取得して、仮想マシンが停止していること。
スナップショットがないことを確認すること。
1.vSphere Clientのインベントリから仮想マシンを削除する。
2.仮想ディスクのファイル名を以下のコマンドで変更する。
# vmkfstools -E "originalname.vmdk" "newname.vmdk"
3.vmxファイル名を以下のコマンドでコピーする。
# cp "originalname.vmx" "newname.vmx"
4.vmxファイルをvi等で開き編集する。最低限以下の箇所を変更する。
nvram = "newname.nvram"
displayName = "newname"
extendedConfigFile = "newname.vmxf"
scsi0:0.fileName = "newname.vmdk"
migrate.hostlog = "./newname-UUID.hlog"
scsi0:1.fileName = "newname_1.vmdk"
scsi0:2.fileName = "newname_2.vmdk"
displayName = "newname"
extendedConfigFile = "newname.vmxf"
scsi0:0.fileName = "newname.vmdk"
migrate.hostlog = "./newname-UUID.hlog"
scsi0:1.fileName = "newname_1.vmdk"
scsi0:2.fileName = "newname_2.vmdk"
sched.swap.derivedName = "/vmfs/volumes/DatastoreUUID/newname/newname-UUID.vswp
5.その他vmx内で元のフォルダ名、ファイル名が使用されている箇所を変更し、
ファイルを保存する。
6.vmxファイル以外のファイル名を変更する。以下、例。
# mv "originalname.nvram" "newname.nvram"
7.仮想マシンフォルダ名を変更する。
# cd ..
# mv "originalname" "newname"
8.vSphere Clientのデータストアブラウザから、新しいvmxファイルを選択して、
インベントリに追加する。もしくは、以下のコマンドを実行する。
# vmware-cmd -s register "/vmfs/volumes/DatastoreName/newname/newname.vmx"
9.仮想マシンを起動する。
10.仮想マシンのサマリータブで、質問が出るので、"I moved it"を選択する。
警告:"I copied it"を選択すると仮想マシンのUUIDやMACアドレスを変更してしまうので、
もしかしたら問題が発生するかもしれない。
11.元のvmxファイルを削除する。
0 件のコメント:
コメントを投稿