2010年2月22日月曜日

ESX 4 ローカルストレージのブロックサイズの変更方法 その1

ESX 4のService Console(以下、COS)が配置されるVMFS領域
(以下、ローカルストレージ)は、インストール時にフォーマットされますが、
そのブロックサイズは1MBに固定されており、
インストール中のウィザードでは他のブロックサイズに変更できません。
その為、ローカルストレージ上に仮想マシンを作成する時に、
256GB以上の仮想ディスクを作成出来ないという問題が起こります。

※ 各ブロックサイズの最大vmdkのファイルサイズは以下のとおりです。
1MBでは、256GB
2MBでは、512GB
4MBでは、1TB
8MBでは、2TB


この問題を解決するKBがVMware社から発表されましたので、
実際に行ってみました。

http://kb.vmware.com/kb/1012683

まずローカルストレージを1MB以上のブロックサイズでフォーマットするワークアラウンドとして
・ESX 3.5を入れてから、ESX 4にバージョンアップする方法
・ローカルストレージを2つのドライブに分ける、もしくはSAN-Boot構成にする方法
の2つの方法が書いてありますが、あまり綺麗な構成でないので現実的ではないです。


その下の「Alternatively, you can reconfigure the installer to install ESX 4.0 with a different blocksize:」からが本題。

1.ESX 4.0のインストールCDでbootして、グラフィカルモードに入ります。















2.次の画面で、CTRL+ALT+F2キーを押します。















3.以下のメッセージが出るのでEnterキーを押します。











4.psコマンドでXorgのプロセスを探して、Xorgのプロセスをkillします。
※ キーボードの配列が英語キーボードになっているので注意して下さい。












5.自動的にコンソールが切り替わり、rebootを行うか確認されますが、
ここで再度CTRL+Alt+F2キーを押します。











6./usr/lib/vmware/weaselに移動して、fsset.pyファイルを開きます。











7.「class vmfs3FileSystem(FileSystemType):. 」から始まるvmfs3を
定義している箇所を探します。
「blockSizeMB」のパラメタで「1」、「2」、「4」、「8」のどれかを選択して下さい。











8. /に移動して、/bin/weaselを実行し再度グラフィカルモードのインストールを開始します。











9.後は通常のインストールを行います。















10.インストール後にローカルディスク(Storage 1)のブロックサイズを確認すると、
ブロックサイズが変更されています。

2 件のコメント:

  1. Thanks very much!!

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  2. ほんとにほんとに助かりました。
    記事載せてくれてありがとうございました。

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