2010年3月1日月曜日

ESX 4 ローカルストレージのブロックサイズの変更方法 その2

ESX 4 ローカルストレージのブロックサイズの変更方法 その1 で、
インストール時に、ESX 4のローカルストレージ(COSが配置されるVMFS領域)のブロックサイズの変更の方法を説明しましたが、
今回はESXをインストールした後に、ローカルストレージのブロックサイズを
変更する方法がVMware社から発表されていたので実際に行ってみました。
http://kb.vmware.com/kb/1013210

大まかな手順としては、以下の通りです。
手順1.COSの仮想ディスクを、ネットワーク経由(もしくは、USB等のリモーバルディスク)にバックアップ
※今回の手順ではネットワーク経由でCOSの仮想ディスクをバックアップするので、linuxサーバを用意して下さい。

手順2.ローカルストレージを、フォーマット

手順3.手順1でバックアップしたCOSをリストア。

手順4.COSがきちんと起動するように、設定。


以下、詳細な手順です。
1.最初にローカルストレージのデバイスアドレスをメモしておきます。















2.ESX 4.0のインストールCDでbootして、グラフィカルモードに入ります。















3.Network Configurationまで通常の方法で進みます。
Network Configurationではきちんと外部に接続できるIPアドレスを設定して下さい。















キーボード配列は普段はJapaneseを選択してますが、
ここでは意味がないので英語キーボードを選択しています。
※ COSをリストアした後は元のキーボード配列になります。









































































































4.Network Configurationの次の画面の、Advanced Settingsで、Ctrl+Alt+F2キーを押します。















5.コンソール画面が表示されるので、Enterキーを押します。





6.scpコマンドで外部のlinuxサーバにesxconsole-xxxxフォルダごとコピーします。








7.vmkfstoolsコマンドで、vmfs領域をフォーマットし直します。ブロックサイズは-bオプションで指定します。vmfs領域は、1で確認したローカルストレージのエクステントを指定します。




8.scpコマンドでバックアップしたesxconsole-xxxのフォルダをリストアします。






9.cdコマンドで/vmfs/volumes/esxconsole-xxxのフォルダに移動して、
pwdコマンドでesxconsole.vmdkのフルパスを確認します。すごいめんどくさい。。。




10.CDを取り出してrebootして、GRUBのブートローダーの画面でaキーを押します。











11.grub append>の行に「/boot/cosvmdk=9でメモしたesxconsole.vmdkのフルパス」を書き加えます。
※ 元々ある「ro root=UUID=....」を消さずに、その前に書き加えて下さい。
これも異様にめんどくさい。。。
↓こんな感じです。

編集前:
grub append> ro root=UUID=d01bc3a8-1e83-47ea-8250-a77cd15fc54 mem=300M quiet

編集後:
grub append> /boot/cosvmdk=/vmfs/volumes/4a79e784-066e4fef-9d4b-005056ab7e20/esxconsole-4a785116-c442-9826-6f60-005056ab7e20/esxconsole.vmdk ro root=UUID=d01bc3a8-1e83-47ea-8250-a77cd15fc54 mem=300M quiet






12.Enterキーを押してESXを起動します。

13.vSphere Clientで接続しブロックサイズが変わっているのが確認出来ます。















14.また今後の再起動時にきちんと、COSが起動するよう、
/etc/vmware/esx.confを編集します。
/etc/vmware/esx.confを開き「/boot/cosvmdk=・・・」で始まる行を検索し、
9でメモしたCOSのパスに書き直して保存します。












15.最後に、esxcfg-boot -bを実行してbootの設定とinitial RAM disk imageを
アップデートします。



以上ですが、 COSがそんなに複雑な設定をしていないなら、
再インストールでブロックサイズを変えて、 再設定の方が楽かも。

以上です。

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